腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁

腹圧性尿失禁

頻尿といっても多数の種類がありますが、そのなかの一つとして、腹圧性尿失禁を挙げることができます。

ここでは、この腹圧性尿失禁とはなんなのか、どういった症状のあらわれかたをするのか、有効な対策はなんなのかを取り上げています。頻尿にことをよく理解したいという人は、チェックしてみるとよいでしょう。

腹圧性尿失禁とは?

腹圧性尿失禁とは、腹部に圧力が加わることにより、尿をもらしてしまうという病気のことをいいます。

更年期を迎えて女性ホルモンが崩れると、骨盤底筋が弛緩し腹圧性尿失禁を招きやすくなるほか、出産をすることにより骨盤底筋、尿道まわりの靭帯などが弛緩することが原因となるケースも多々あります。

中高年の女性に多く、20%程度の割合の人が腹圧性尿失禁に悩まされています。なお、女性だけでなく男性でも起こるものであり、前立腺がん手術を受けたあとに腹圧性尿失禁が引き起こされる場合があるのです。

腹圧性尿失禁の症状

正常な人だと膀胱に腹圧が加わると尿道が引き締まりますが、前述した原因でこれが起こらず症状が引き起こされます。

なお、腹圧がかかるタイミングは咳やくしゃみをしたときのほか、笑ったとき、ジャンプしたとき、走ったときなど多岐にわたります。

腹圧性尿失禁の対策

腹圧性尿失禁の効果的な対策としては、骨盤底筋訓練をおこなう方法が挙げられます。尿道、膣まわり、肛門の筋肉を弛緩させたり引き締めたりするトレーニング方法ですが、これを3ヶ月程度おこなうのがよいとされています。

すっかり腹圧性尿失禁がよくなるわけではありませんが、一定の効果は望めることでしょう。

切迫性尿失禁

数ある頻尿の種類のなかに、切迫性尿失禁があります。これは果たしてどういう病気なのでしょうか。

ここでは、この問いに対する答えを以下に記しています。頻尿に関する知識を深めたい人は内容を確かめてみてはいかがでしょうか。

切迫性尿失禁とは?

切迫性尿失禁とは、たびたび激しい尿意をもよおし、急いでトイレに駆け込もうとするものの、間に合わずに尿を漏らす(失禁)病気のことをいいます。

尿が膀胱内に充満していないのに、勝手に膀胱の筋肉の収縮が起こって強い尿意を感じることになるのが特徴です。

そして、膀胱頸部開いた状態になり、尿道括約筋といった筋力が低下すると、トイレにいこうと思っても間に合わず、失禁してしまうのです。

なお、尿失禁のトラブルにつらい思いをしている人がいますが、5~10人に1人はこの切迫性尿失禁に悩まされているといわれています。

切迫性尿失禁の症状

最も多いのは、わずかな刺激でも膀胱の筋肉が反応を示し、膀胱が収縮して失禁にいたるというものです。次に多いのはお年寄りや小さい子供の膀胱炎、尿道炎の症状として起こるものです。

膀胱が過敏な状態になっており、膀胱に尿が充満していなくとも、トイレにいきたいという衝動に駆られてしまいます。

切迫性尿失禁の対策

切迫性尿失禁の効果的な対策としては、膀胱訓練法、骨盤底筋体操を一緒におこなっていくことが挙げられます。こういった訓練や体操をすることによってトイレにいく頻度を低くし、膀胱の活動を改善する効果が期待できるでしょう。