妊娠による頻尿

妊娠による頻尿

頻尿は男女問わず起こり得る排尿トラブルですが、女性、とりわけ妊婦により引き起こされる頻尿というのがあります。

これに関してどういうものなのか、疑問に感じている人もいるのではないでしょうか。ここでは妊娠による頻尿についてわかりやすくまとめていますので、興味のある方は一読してみてください。

妊娠による頻尿とは?

妊娠による頻尿とは、腹圧性尿失禁のことをいいます。

出産により尿道周りに存在する靭帯、骨盤底筋といったものが弛緩し、尿を排泄するときに腹圧をかけ、無理に尿を出そうとするようになります。

頻尿というと膀胱や尿道といった部位のトラブルとイメージする人もいるでしょうが、これらの部位は正常なままです。なお、出産経験者の大多数はこの腹圧性尿失禁に悩まされています。

妊娠により起こる頻尿の症状

出産により前述した筋肉が弛緩した状態になっていることから、膀胱や尿道を上手く支えられず、尿漏れの症状が引き起こされるのが特徴です。

笑ったり、咳やくしゃみをしたり、駆け足をすることなどによって腹圧がかかり、尿漏れがの症状があらわれるのです。

妊娠により起こる頻尿の対策

出産により腹圧性尿失禁を招いた場合には、徐々に弛緩した骨盤底筋は元通りになっていきます。1ヶ月もするとすると回復しますが、気長に状態がよくなるのを待ちましょう。

なお、腹圧性尿失禁を癖にしないようにするためには、骨盤底筋の訓練を3ヶ月程度の期間おこなうとよいでしょう。この訓練は膣や肛門を引き締めたり、弛緩させたりといった動きを約10回反復するという簡単なものなので、実践しやすいはずです。

頻尿と病気

男女問わず頻尿の症状に悩まされている人はたくさんいます。とくに深刻ではないケースの頻尿もありますが、病気が原因として潜んでいるケースもあり、注意しなくてはいけません。

心配な人は泌尿器科のある病院を受診し、原因を明確にして治療を受けましょう。

妊娠による頻尿

膀胱刺激症状が引き起こされる病気

急性の膀胱炎、尿道炎、前立腺炎といった病気は、膀胱への刺激に過敏に反応するようになり、頻尿の症状が引き起こされます。

また、抹消神経障害により引き起こされる神経因性膀胱も、膀胱刺激症状があります。神経因性膀胱に関しては、神経性頻尿の症状が引き起こされるのが特徴です。

残尿感の症状が引き起こされる病気

前立腺がん、前立腺肥大症、尿道狭窄、膀胱頸部硬化症といったものにより頻尿の症状が引き起こされます。

こういった病気により尿路がふさがってしまい、排尿してもすっきりしない感じが残るのです。また、神経因性膀胱の場合にも、残尿管の症状が引き起こされるケースがあります。

尿意を強く感じる病気

激しい尿意に襲われる病気としては、膀胱炎や膀胱結石、前立腺肥大症といったものがあります。なお、前立腺肥大症に関しては、発症してすぐの頃に頻尿の症状が起こり、激しい尿意を感じることになるのです。

膀胱が縮まる病気

間質性膀胱炎が引き起こされている場合には、膀胱が縮小します。これにより、頻尿の症状としてあらわれることがあるのです。なお、間質性膀胱炎の原因自体が明らかになっていないほか、頻尿の症状が起こる原因もはっきりしていません。